続 雨男の被害妄想
追い越し車線をひた走るロードスター、バイク組の早い奴らはさっさと車の間を加速していく。半分ほどはのんびり組で私の後方はるかを走行しているようだ。
ふと気付くと後ろからパッシングをしているデミオがあった。「うっとおしいDQNに目をつけられたか・・・」と一瞬思ったが(たまに煽っていると勘違いされることあるのよね)、運転者を見れば見覚えのある男だった。こいつの行先は想像つくので、軽く手を上げて「認識した」と分からせると、そのまま走り続けた。甘楽PAで話ができるだろう。
藤岡JCTの手前で、後方ののんびり組が車間を縫いつつえらい勢いで追いついてきた。どんどん追い抜いていく、ハーレーでさえぬわわKm/h以上でぶっ飛ばしていく(後で聞いたらボアアップ、ハイカム仕様とのこと)。のんびり走行に飽きたらしい。
こうなってくるとなんだか腹が立つので、3速までシフトダウンしフル加速で追走だ。少々品無く車を縫う。後方のデミオなんかしっちゃいないと、こちらもくけけKm/hまで加速、藤岡JCTの左高速コーナーで軽くブレーキキングしつつ荷重を前に移動させ、ハヤブサとCBR1000Rを抜き去る。「高速コーナーじゃ負けへんで」、しばし留飲を下げるもつかの間、トラックを追い越そうとするよれよれなクラッシックミニが、追い越し車線に現れ、急ブレーキ。二輪車たちはまたすすっと四輪車の間を縫って、どんどん加速し見えなくなった。
そうなると快適な上信越道の上りを一人で走るしかない。後方のデミオは全然見えない。走行車線に戻りタラタラ走っていると、甘楽PAの手前でデミオは追いついた。ウインカーをPAに向ければ案の定追走してきた。
デミオからは少々太り気味でヒゲ面の男がにこにこしながらでできた。お互い開口一発「ひさしぶりー」とあいさつ。やつは以前私も所属していた。ロードスターのツーリングクラブの会長で、そのクラブ自体はもう自然消滅して何年もたつが、軽井沢ミーティングの主催者として頑張っているのだった。
「今日最初に見たロードスターがあんたのやつでびっくりした」とのこと、そりゃえらい偶然だわな。高速で10分出発時間が違えば全く会うこともないしな。
よって、私のことを二日間フルで参加するいい奴と思ってにこにこしていたのだろうが、事情を話せばむっとはしないが、がっかりしていた。まあ仕方がない、明日の日曜日には出ると約束して別れ、バイクグループの輪に突入した。
なにやら、あれこれ言いあっているが、どこを走っていくかでもめているよう。まあ、雨が降るのはわかっているので、極力早く宿に入りたいとのこと。まあ同然だわな。それで決定したのは、上信越を松井田妙義ICで降り、碓井バイパス→鬼押しハイウェイ→万座ハイウェイ→志賀草津道路と金に糸目をつけず(というほどではないが)どんどん行くコースらしい。
まあ最初から結論は出ていたが、少し走って改めてやっぱりと感じた。バイクと車じゃ一緒に走れんということ。ロードスターならそこそこ一緒に走れるとの考えは甘かった。久々マスツーリングを楽しもうと思ったが、どう見てもほとんどソロである。
まあそれならそれでと、のんびり行こうか。と思いつつどうせ抜かれるからっと、大まかな停車・休憩ポイントを聞いて、早いグループの後について甘楽PAを出発した。空は未だうす曇りである。昼までは軽く持ちそう、良かったね。
すると案の定一瞬で速バイク達は見えなくなった。車間を縫われるとどうにも追走不能である。遅バイク達もそのうち私を抜いて行くのだろうなと思っていると、後方からえらい勢いの2台。ZX10RとGSX1000Rというやつかな?うちのグループに居ったけなぁ、追い越し車線を譲るとみるみる加速していった。
こんどは、結構空いているので追走できる。おまけに迫力の2台が追い越し車線の四輪車を露払いしてくれる。「こりゃええわ」少しいたずらして、車間をつめるとますます加速していく。
気づくと筑波の最終コーナー手前の速度に50km/hぐらいプラスしたぐらいになっている。私のロードスターはカットしたつもりはないのだが、最初からリミッターが利かない、だから速度計の針はメモリのないあたりにきている。
上信越道の高速コーナーとあえて言うほどもない緩やかなカーブも、この速度で侵入すると少々恐怖感を感じる。二輪車ならなおさらだろう。まあそうはいってもお互い十分なマージンは保持している。突発的な事がなければ安全圏だ。それになかなか楽しい。まあしかし、こんな速度で何キロも走れるわけなく、どかない車も出てくる。バイク2台はするっと左から抜いて行くが、こちらはこんな速度で走行車線に変更することは、まさに剣呑である。
見ればS2000さんですな。安物のロードスターなんぞに道を譲るのは嫌みたい。すると、先行するバイク2台を追走するためみるみる加速しだした。バイクは徐々に車間を開けていく。こっちはキチガイみたいに「おいて行かれるやんけ」と少し煽る。
いくらS2000に乗っていようと、まともな人はこんなおバカな速度は出さない。案の定緩いコーナーでなんかふらふらしているS2000さん。こりゃ危ないわ。ここでまともな速度に減速する。あほなことはもう終わり。もうすぐ松井田妙義ICである。
続く
ふと気付くと後ろからパッシングをしているデミオがあった。「うっとおしいDQNに目をつけられたか・・・」と一瞬思ったが(たまに煽っていると勘違いされることあるのよね)、運転者を見れば見覚えのある男だった。こいつの行先は想像つくので、軽く手を上げて「認識した」と分からせると、そのまま走り続けた。甘楽PAで話ができるだろう。
藤岡JCTの手前で、後方ののんびり組が車間を縫いつつえらい勢いで追いついてきた。どんどん追い抜いていく、ハーレーでさえぬわわKm/h以上でぶっ飛ばしていく(後で聞いたらボアアップ、ハイカム仕様とのこと)。のんびり走行に飽きたらしい。
こうなってくるとなんだか腹が立つので、3速までシフトダウンしフル加速で追走だ。少々品無く車を縫う。後方のデミオなんかしっちゃいないと、こちらもくけけKm/hまで加速、藤岡JCTの左高速コーナーで軽くブレーキキングしつつ荷重を前に移動させ、ハヤブサとCBR1000Rを抜き去る。「高速コーナーじゃ負けへんで」、しばし留飲を下げるもつかの間、トラックを追い越そうとするよれよれなクラッシックミニが、追い越し車線に現れ、急ブレーキ。二輪車たちはまたすすっと四輪車の間を縫って、どんどん加速し見えなくなった。
そうなると快適な上信越道の上りを一人で走るしかない。後方のデミオは全然見えない。走行車線に戻りタラタラ走っていると、甘楽PAの手前でデミオは追いついた。ウインカーをPAに向ければ案の定追走してきた。
デミオからは少々太り気味でヒゲ面の男がにこにこしながらでできた。お互い開口一発「ひさしぶりー」とあいさつ。やつは以前私も所属していた。ロードスターのツーリングクラブの会長で、そのクラブ自体はもう自然消滅して何年もたつが、軽井沢ミーティングの主催者として頑張っているのだった。
「今日最初に見たロードスターがあんたのやつでびっくりした」とのこと、そりゃえらい偶然だわな。高速で10分出発時間が違えば全く会うこともないしな。
よって、私のことを二日間フルで参加するいい奴と思ってにこにこしていたのだろうが、事情を話せばむっとはしないが、がっかりしていた。まあ仕方がない、明日の日曜日には出ると約束して別れ、バイクグループの輪に突入した。
なにやら、あれこれ言いあっているが、どこを走っていくかでもめているよう。まあ、雨が降るのはわかっているので、極力早く宿に入りたいとのこと。まあ同然だわな。それで決定したのは、上信越を松井田妙義ICで降り、碓井バイパス→鬼押しハイウェイ→万座ハイウェイ→志賀草津道路と金に糸目をつけず(というほどではないが)どんどん行くコースらしい。
まあ最初から結論は出ていたが、少し走って改めてやっぱりと感じた。バイクと車じゃ一緒に走れんということ。ロードスターならそこそこ一緒に走れるとの考えは甘かった。久々マスツーリングを楽しもうと思ったが、どう見てもほとんどソロである。
まあそれならそれでと、のんびり行こうか。と思いつつどうせ抜かれるからっと、大まかな停車・休憩ポイントを聞いて、早いグループの後について甘楽PAを出発した。空は未だうす曇りである。昼までは軽く持ちそう、良かったね。
すると案の定一瞬で速バイク達は見えなくなった。車間を縫われるとどうにも追走不能である。遅バイク達もそのうち私を抜いて行くのだろうなと思っていると、後方からえらい勢いの2台。ZX10RとGSX1000Rというやつかな?うちのグループに居ったけなぁ、追い越し車線を譲るとみるみる加速していった。
こんどは、結構空いているので追走できる。おまけに迫力の2台が追い越し車線の四輪車を露払いしてくれる。「こりゃええわ」少しいたずらして、車間をつめるとますます加速していく。
気づくと筑波の最終コーナー手前の速度に50km/hぐらいプラスしたぐらいになっている。私のロードスターはカットしたつもりはないのだが、最初からリミッターが利かない、だから速度計の針はメモリのないあたりにきている。
上信越道の高速コーナーとあえて言うほどもない緩やかなカーブも、この速度で侵入すると少々恐怖感を感じる。二輪車ならなおさらだろう。まあそうはいってもお互い十分なマージンは保持している。突発的な事がなければ安全圏だ。それになかなか楽しい。まあしかし、こんな速度で何キロも走れるわけなく、どかない車も出てくる。バイク2台はするっと左から抜いて行くが、こちらはこんな速度で走行車線に変更することは、まさに剣呑である。
見ればS2000さんですな。安物のロードスターなんぞに道を譲るのは嫌みたい。すると、先行するバイク2台を追走するためみるみる加速しだした。バイクは徐々に車間を開けていく。こっちはキチガイみたいに「おいて行かれるやんけ」と少し煽る。
いくらS2000に乗っていようと、まともな人はこんなおバカな速度は出さない。案の定緩いコーナーでなんかふらふらしているS2000さん。こりゃ危ないわ。ここでまともな速度に減速する。あほなことはもう終わり。もうすぐ松井田妙義ICである。
続く
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