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続々グランドツーリング
二日目快晴、これでエンジンの調子が良ければ、朝飯食う前に志賀草津道路にでも繰り出すのだが、当然そんな気分になれず、テレビを見れば朝からオーストリアのひどい監禁事件をやっているし、ますます気分が落ち込む。9時頃出発。
浅間山を右手に軽井沢を目指す。鬼押しハイウェイ・白糸ハイランドウェイとの合流からの下りも交通量が少なけりゃかなり気持ち良い道なのだが、案の定遅い四輪車つかまりに気分はスポイルされる。
ファミリーカーの後ろを走り、下りが続くとスロットル閉めっぱなしになる。するとエンジンとサイレンサーが「スパン」とか「ポン」とか言いだす。サイレンサーからバックファイヤーでも出ているんじゃないのか?この状態は適度にしておかないとやがて完全にかぶってしまう。ましてや不調なのだ、こりゃへたすりゃエンジン停止まで至かもしれぬ。やむなくむやみにスロットルを開け、プラグのクリーニングを行う。こういう状況ではインジェクションのフューエルカットは絶対的に優れる。
全く無駄に化石燃料を消費し、ましてや不完全燃焼・・気分悪・・・しかし、この状況で新たなアイデアが・・・ひょっとしてキャブレターが汚れているのでは?内部にスラッジやら何やらが付着・・・とか妄想が暴走。とにかく軽井沢のホームセンターに再び突入、今度は289円のキャブクリーナーを購入。考えてみればこの手のものはシールを劣化させるとかなんか悪さしそうで一切使用したことない。されど、キャブのオーバーホールは行ったことはない。
早速、別荘族?のメルセデスCLSとポルシェカイエンに挟まれた駐車場で、エアクリの蓋を取っ払いエレメントを取り出す。エンジンをかけ「コー」と言っているファンネルに向かってキャブクリ発射。アイドリングの低下に合わせ、スロットルを開ける。当然「ぶあん」「ずどど」「くぉー」が響き渡り、煙がモクモクだ。年収が私の倍以上もあるような皆様の、憐みを交えた視線が脊椎パッドに突き刺さる。なるべく目を合わさないでおこう。
そこで少し気になったのは、キャブがせき込んだときに失火とともに立ち上る煙が、ファンネルからだけでなく、横の方からも立ち上っているように見える。しかし、これ以上旅の恥はかき捨てと言っても、気の弱い私には、冷ややかな視線はつらい、よくよくチェックもなしに、エアクリを復旧しさっさと駐車場の出口に向かった。
走りだす。なんか調子いいみたい。と思ったのもつかの間、確かに改善はしたが、やはり低速のつながりが悪い。おまけにキャブから「ぽこぺん」「ぽこぽこ」みたいな音が・・・これはTDMRのスロットルバルブのベアリングがキャブクリーナーのぶっかけによって油脂が完全に流れてしまったのだろう。かえってシリコンスプレーをぶち込まなくては。
もうこうなったら早く帰りたいモード、しかし、関越は嫌いなので、下仁田から秩父に抜ける。途中で刺身こんにゃくをお土産に購入・・晩飯に食ったが結構うまかった・・秩父は芝桜かなんか知らんが気違いじみて混雑していた。299号から懐かしの正丸峠を抜けようと悪あがきをすると、間違えて青梅まで行ってしまった。
それから、青梅街道を東に向かい首都高高島平まで抜けようとしたが、青梅街道ってこんなに走りにくかったけ?狭くて混み込み、昔はここを走って奥多摩まで行った気がするが・・・もう二度と走らん。こんなことなら関越でさっさと帰るべきだった。
何度か圏央道(嫌悪道)に乗りたくなるが、しかし、後たかだか20km、耐えて見せました。首都高に乗れば、あとはアクアラインに乗れば数十分で木更津に着く。
18時過ぎ自宅に到着、本日の走行約300km
自宅到着前にガソリンスタンドによると、おバカな福田氏のお陰で、長蛇の列であった。当然疲れた私にその最後尾に並ぶ元気はなく、空いたころまた来ようと、自宅に帰る。晩飯後少し元気が出たので、再度SLの点検を行う。
思い出したのはサイドからの煙の上昇。カウルを外し、試しにエンジンをかけてみる、やはりレスポンスが悪い、ガレージの換気扇を回し、何度かレーシングさせつつ、キャブ周りを凝視する。
キャブの出口からシリンダーに至るパイプ・・インテークマニフールドという名称で正しかったけ?SLの場合アルミの鋳物製でよく見るとこれが長い、20cm以上あってくの字に曲がっている。常識的にはパワーを出すなら短い方が有利だが、これほど長いとは低速トルクの厚みを狙っているのだろうが、隣に置いてあるモンスターよりDSを改めてのぞいてみるが、やはりかなりSLの方が長いようだ、まあ、あまり真剣に比較しているわけではないが、SLがどうみても最長だろう。
それでそのアルミのパイプには、なぜかご丁寧に「穴」があけてあり、わざわざボルトでめくらがしてある。何かセンサーでもセットするつもりだったのか?まさかね。(隣のモンスターも後で見ればやはりめくらがしてある)
次の瞬間「アッ」と声をあげてしまった。めくらボルトの位置に「穴」が口をあけている。つまり、あるはずのボルトが見当たらないのである・・・というか完全に欠落している。試しに指で塞いで見ると、吸い込む吸い込む、タコの吸盤以上である・・・原因はこれしかないやん。
それに気がついたが、ボルトが欠落しているのは右側のインテークですなわち、前方シリンダーで用なのである。不良は後ろではなく前だったのだ。プラグが真っ白なのは当たり前で焼け過ぎなだけだ。それにしても、後ろのかぶりは解せない、普段プラグチェックするとあの状態はありえない、かぶり方が過剰である。後ろは冷却のため空燃比がリッチよりでも濡れすぎだったよな。つまり標高が高いと実は常にあんな感じでいつもかぶり気味だったということか?
今までは標高が高くとも、さほどパワーダウンせずよく走る。TDMRは優秀と思っていたが、ただ変化を感じ取れなかっただけかも知れぬ。実際はかぶりながらヒィーヒィー言いながら走っていたのかも。

こいつに気がつかんのよねぇ。
工具箱に転がっていたボルトで穴をふさぎ、めくら復活、レーシングしてみる。やはり調子が良い。キャブのスロットルバルブにシリコンスプレーを吹きかけ、今日だけ安いガソリンを買いに走ってみる。すると低速トルクがわきあがり、中低速とのつながりもよく、躍動感あふれるエンジンに変容していた。ものの見事にエンジンは調子を取り戻したのであった。
このエンジンで信州の高原を走りたかった。 おしまい
浅間山を右手に軽井沢を目指す。鬼押しハイウェイ・白糸ハイランドウェイとの合流からの下りも交通量が少なけりゃかなり気持ち良い道なのだが、案の定遅い四輪車つかまりに気分はスポイルされる。
ファミリーカーの後ろを走り、下りが続くとスロットル閉めっぱなしになる。するとエンジンとサイレンサーが「スパン」とか「ポン」とか言いだす。サイレンサーからバックファイヤーでも出ているんじゃないのか?この状態は適度にしておかないとやがて完全にかぶってしまう。ましてや不調なのだ、こりゃへたすりゃエンジン停止まで至かもしれぬ。やむなくむやみにスロットルを開け、プラグのクリーニングを行う。こういう状況ではインジェクションのフューエルカットは絶対的に優れる。
全く無駄に化石燃料を消費し、ましてや不完全燃焼・・気分悪・・・しかし、この状況で新たなアイデアが・・・ひょっとしてキャブレターが汚れているのでは?内部にスラッジやら何やらが付着・・・とか妄想が暴走。とにかく軽井沢のホームセンターに再び突入、今度は289円のキャブクリーナーを購入。考えてみればこの手のものはシールを劣化させるとかなんか悪さしそうで一切使用したことない。されど、キャブのオーバーホールは行ったことはない。
早速、別荘族?のメルセデスCLSとポルシェカイエンに挟まれた駐車場で、エアクリの蓋を取っ払いエレメントを取り出す。エンジンをかけ「コー」と言っているファンネルに向かってキャブクリ発射。アイドリングの低下に合わせ、スロットルを開ける。当然「ぶあん」「ずどど」「くぉー」が響き渡り、煙がモクモクだ。年収が私の倍以上もあるような皆様の、憐みを交えた視線が脊椎パッドに突き刺さる。なるべく目を合わさないでおこう。
そこで少し気になったのは、キャブがせき込んだときに失火とともに立ち上る煙が、ファンネルからだけでなく、横の方からも立ち上っているように見える。しかし、これ以上旅の恥はかき捨てと言っても、気の弱い私には、冷ややかな視線はつらい、よくよくチェックもなしに、エアクリを復旧しさっさと駐車場の出口に向かった。
走りだす。なんか調子いいみたい。と思ったのもつかの間、確かに改善はしたが、やはり低速のつながりが悪い。おまけにキャブから「ぽこぺん」「ぽこぽこ」みたいな音が・・・これはTDMRのスロットルバルブのベアリングがキャブクリーナーのぶっかけによって油脂が完全に流れてしまったのだろう。かえってシリコンスプレーをぶち込まなくては。
もうこうなったら早く帰りたいモード、しかし、関越は嫌いなので、下仁田から秩父に抜ける。途中で刺身こんにゃくをお土産に購入・・晩飯に食ったが結構うまかった・・秩父は芝桜かなんか知らんが気違いじみて混雑していた。299号から懐かしの正丸峠を抜けようと悪あがきをすると、間違えて青梅まで行ってしまった。
それから、青梅街道を東に向かい首都高高島平まで抜けようとしたが、青梅街道ってこんなに走りにくかったけ?狭くて混み込み、昔はここを走って奥多摩まで行った気がするが・・・もう二度と走らん。こんなことなら関越でさっさと帰るべきだった。
何度か圏央道(嫌悪道)に乗りたくなるが、しかし、後たかだか20km、耐えて見せました。首都高に乗れば、あとはアクアラインに乗れば数十分で木更津に着く。
18時過ぎ自宅に到着、本日の走行約300km
自宅到着前にガソリンスタンドによると、おバカな福田氏のお陰で、長蛇の列であった。当然疲れた私にその最後尾に並ぶ元気はなく、空いたころまた来ようと、自宅に帰る。晩飯後少し元気が出たので、再度SLの点検を行う。
思い出したのはサイドからの煙の上昇。カウルを外し、試しにエンジンをかけてみる、やはりレスポンスが悪い、ガレージの換気扇を回し、何度かレーシングさせつつ、キャブ周りを凝視する。
キャブの出口からシリンダーに至るパイプ・・インテークマニフールドという名称で正しかったけ?SLの場合アルミの鋳物製でよく見るとこれが長い、20cm以上あってくの字に曲がっている。常識的にはパワーを出すなら短い方が有利だが、これほど長いとは低速トルクの厚みを狙っているのだろうが、隣に置いてあるモンスターよりDSを改めてのぞいてみるが、やはりかなりSLの方が長いようだ、まあ、あまり真剣に比較しているわけではないが、SLがどうみても最長だろう。
それでそのアルミのパイプには、なぜかご丁寧に「穴」があけてあり、わざわざボルトでめくらがしてある。何かセンサーでもセットするつもりだったのか?まさかね。(隣のモンスターも後で見ればやはりめくらがしてある)
次の瞬間「アッ」と声をあげてしまった。めくらボルトの位置に「穴」が口をあけている。つまり、あるはずのボルトが見当たらないのである・・・というか完全に欠落している。試しに指で塞いで見ると、吸い込む吸い込む、タコの吸盤以上である・・・原因はこれしかないやん。
それに気がついたが、ボルトが欠落しているのは右側のインテークですなわち、前方シリンダーで用なのである。不良は後ろではなく前だったのだ。プラグが真っ白なのは当たり前で焼け過ぎなだけだ。それにしても、後ろのかぶりは解せない、普段プラグチェックするとあの状態はありえない、かぶり方が過剰である。後ろは冷却のため空燃比がリッチよりでも濡れすぎだったよな。つまり標高が高いと実は常にあんな感じでいつもかぶり気味だったということか?
今までは標高が高くとも、さほどパワーダウンせずよく走る。TDMRは優秀と思っていたが、ただ変化を感じ取れなかっただけかも知れぬ。実際はかぶりながらヒィーヒィー言いながら走っていたのかも。

こいつに気がつかんのよねぇ。
工具箱に転がっていたボルトで穴をふさぎ、めくら復活、レーシングしてみる。やはり調子が良い。キャブのスロットルバルブにシリコンスプレーを吹きかけ、今日だけ安いガソリンを買いに走ってみる。すると低速トルクがわきあがり、中低速とのつながりもよく、躍動感あふれるエンジンに変容していた。ものの見事にエンジンは調子を取り戻したのであった。
このエンジンで信州の高原を走りたかった。 おしまい
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